17歳の遺書
確か今日は誕生日だ。
やっと17歳。ここまで生きてる。
もう何年ここにいるだろう。
3歳のときからだから14年か。
長いなと 、 ふと思う。
もうそろそろくる時間かな。
『おはよう~』
あ、やっぱり来てくれた。
まっすぐな少し茶色がかった髪。
ぱっちりとした目。長いまつげ。
そして吸い込まれそうなほどに大きく、
茶色っぽく輝く目。
俺の1番すきな透き通るような声で言う。
俺の彼女の美帆だ。
おはよう。と返す
何気ない挨拶が愛おしくて、どこか切ない。