あなたにだけ
私、何かおかしなこと言ったかな?


「あり………が、と……」

俯いて、涙を溢す彼女を見ていると、何故か私まで泣きそうになった。

彼女は今まで、誰にも助けてもらえなかったのかな………

「大丈夫。
もしまたあの人達が何かやって来たら私も一緒になって戦うから。


あなたはもう1人じゃないから。」


そう言うと、

「一緒に戦わなくていい……。

迷惑はかけない………

だから………
友達になってください。」

そう聞こえた。



友達……………?

「私なんかでいいの?」

「アンダーソンさんがいい……。」


今まで私の中に存在しなかった新しい宝物が出来たような気がして、


嬉しかった。
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