秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択!?〜
「美優ちゃん!良いねぇ。可愛いよ!次は俯き加減に…そう!はいOK!」




カメラマンさんの煽りで撮影は順調に進み、予定通りの時間に終わった。




スタッフの人達に挨拶をし、マネージャーの小林さんと喫茶店で談笑中。



「HIKARUと上手く行ってんの?」



小林さんには光城と付き合っている事は打ち明けていた。



「はい…名古屋から今から来るそうです」



「東京に?相当ラブラブみたいだね」



「…アハハハ」



「芸能人同士がカップルだとなかなか会えなくて辛いだろうけど、JEWELがテレビに露出してないからオフの日は結構会えてるんじゃない?」



小林さんは30歳で独身。凄く綺麗な顔立ちで私が男ならほっとけないんだけど…。
もったいない…。








「♪♪〜♪〜♪♪」


携帯が鳴り、ディスプレイを見ると光城からで直ぐに出る。



「着いた!!ホテルどこ?」


「…直行?クラウンホテルの1452室…」



「あぁ、ベッドの上片付けとけよ!じゃっ」



「ツー、ツー」と機械的な音が受話器から聞こえた。


また勝手に切られた…。






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