秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択!?〜
全然イチャイチャ出来ないじゃん!!!


むしろ喧嘩腰だし。


…最悪…。


嫌い!光城…嫌い…。




私はホテルで一人泣いていた。




「コンコン」

ドアがノックされる。



光城?

絶対出てやんない!


私はベッドに潜り込んだ。



「ガチャ!」


…ガチャ?何で鍵開いたの?



まっ…まさか泥棒?

………幽霊………?




私は被ったシーツを強く握った。



ドアが閉まる音と、ベッドに忍び寄る足音が聞こえる。



恐怖で心臓が飛び出てきそう…。



いきなりシーツを剥ぎ取らた。




「キャーーーー!!!!!」



枕や目覚まし時計を手当たり次第投げ付ける。




「イテッ!!」


何!?

光城の声?


ベッドから床にうずくまる光城を見つけた。



「光城!何でここに?」


「…何でって…俺もここに泊まんの。これスペアキー」



私の前にスペアキーをチラシかせる。



「はっ?……私出てくわ」



泥棒や幽霊じゃなくて良かったけど、今は光城と話したくない。



私はベッドから下りて荷物を纏める。







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