秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択!?〜
「ねぇ、これってスイートだよね?」


"当たり前じゃん"みたいな顔で私を見る。


「まぁね」


「お金もったいないよ…」

「美優が明日から頑張ってレコーディングすれば元以上のモノが入るから気にするな!」



きっ…気にするよ!

責任重大じゃん…。



「がっ…頑張るよ…」


「おう!じゃあ風呂♪」



「行ってらっしゃい」


私の言葉に背を向けていた光城が振り返る。


「何言ってんの?一緒に入るんだよ」



「はっ?ムリムリムリムリ!」



両手を前に出し、掌を光城に向けて左右に振る。



「…明日、厳しくされたいか、優しく指導されたいかどっち?」



でっ…出た!
悪魔の選択!

しかも目を細めて超怖いんですけど…。



「入ります!入らせて下さい」



「よし!」


光城の子犬のような笑顔にまたもや悩殺!



そんなに一緒に入りたかったんだ…。


こんな高級な部屋をとって…。
単純に嬉しいよ!


嫌いなんて言ってすみません。



私は心の中で謝ってみた。











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