秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択!?〜
強引な光城に戸惑いながら音楽室を出た。







「美優!…と光城?」


美恵子は私の顔を不思議そうに見る。



「あと春もね!」


光城が言うと美恵子のテンションが上がった。


「マジ?でかした光城!」


「…何か私が香水あげた時より嬉しそう…」



「そっ…そんな事無いよっ!この香で春君落としてみせる」



若干焦ってますけど…。
ってか既に名前で呼んでるし…。



「あいつ、学校出ちゃったから駅前のカラオケ屋で集合って言っておいたから行こうぜ」



「「うん!」」


光城の発言に私と美恵子が返事をした。









駅前に着くと井戸君が待ち合わせのカラオケ屋の前でヤンキー座りをして待っていた。




「待った?」

「全然!」

光城の呼び掛けに笑顔で答える。



隣で無言になっている美恵子は何だか普段とは全く違って女の子みたいで気持ち悪かった。




.
< 12 / 331 >

この作品をシェア

pagetop