秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択!?〜
歌い終わると光城が「お前スゲェよ!」とまたもや意外に絶賛してくれた。



「うん!本当に凄い。歌い馴れてるし、何回も聞いてる感じがする」


井戸君も私を見て拍手した。



嬉しくてニヤニヤしていると横にいる美恵子が肩を突いた。


「…良いなぁ…」


そう呟くと自信を無くした様に俯いた。



えぇ!?今まで上手い下手とか気にした事無かった美恵子が自信喪失してる?

…そんなに井戸君が好きなんだ…知らなかった…。



「井戸君!美恵子恥ずかしいみたいだから一緒に歌ってあげてよ」


私はそう言って美恵子にウインクをした。




二人が歌い終わると光城が入れた曲が流れた。



光城が歌うの初めて聞くなぁ。

1年の時から仲良いけどカラオケだけは行った事無かったかも…。



「本気で唄えよよ?」


「…なるべくね…」


光城は私をチラッと見てから唄い出した。




うっ…上手い!

ってかJEWELの声に似てない?


いや…本物…??



私は訳の分からぬまま光城をただボー然と眺めていた。





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