秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択!?〜
光城のお母さんの美しさに圧倒されつつ、出されたお茶を飲みながら私達の馴れ初めを聞かれ、恥ずかしながらも答えた。




「へぇ!光城意外に積極的じゃん」



「うるせぇよ…。ってかもう部屋行って良い?こいつ、まだ具合悪そうだし」



「そうね!ご飯が出来たら呼びに行くからそれまでごゆっくり…ウフッ」


何故か語尾を濁らせ微笑するお母さんに、会釈をしてリビングから出て階段を上がり光城の部屋に入った。




「…すんごい若さだったね…ある意味疲れた…」


20畳近くありそうな広い部屋の真ん中にクイーンベッドがドーンと存在を示している。


座り心地の良いベッドに腰掛けると光城も私の隣に座る。



「……」


「どうしたの?」


冴えない顔で俯く光城に気づき声をかける。



「あぁ…あのさ…。こんな時に言うのどうかと思うんだけど…」


「何?」


「高校卒業したら、一緒に東京に来て欲しいんだ…」


突然の言葉にドキっとしたー…。




なんだかプロポーズされてるみたいで単純に嬉しくて仕方ないぐらい。









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