秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択！？〜

「光城は？」


「事務所…今頃こってり絞られてるだろうね」



光城…。



「でもさぁ、スキャンダルの記事載せる時って自前に事務所に電話で教えてくれるじゃん？私、何も聞かされなかったよ？」



「由紀さんが、美優ちゃんに伝え忘れてるんじゃね？」


隆起君に言われ、有り得ると納得してしまう。



「とりあえず、由紀さんに電話入れてくる！」


教室を出て渡り廊下で携帯を取り出し、由紀さんに掛けると直ぐに繋がった。




「美優？週刊誌見た？伝えるのうっかりして忘れてたわ。色々ゴタゴタしちゃってて…」



「大丈夫です！それより光城が心配で…」



「あぁ、あそこ恋愛禁止って訳じゃいけど売りだし中にそういうスキャンダルが出るの嫌うのよね…でも…まぁ大丈夫でしょ、あっまた電話するわね？じゃ…」


機械的な音が流れ、切れた電話をただボー然と見つめていた。











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