秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択!?〜
曲が終わると美恵子が興奮しながら拍手していた。


「上手ぁい!何か美優の好きなJEWELの声みたいじゃなかった?」


「うん…思った…」


私はまだボー然としながら一点を見つめている。



「…ってか俺JEWELだし」


「はっ?」


私が驚いて光城の顔を見る。



「ちなみに俺も!」


井戸君が光城の肩に顔を近づけて自分に指を差しながら言う。



「…嘘」


「本当」


私は美恵子を見た。


美恵子も驚いているみたいで口をあんぐり開けていた。



「俺さぁ、さっきファンの子に結婚したいとか言われちゃったんだよねぇ!」


「マジ?美優ちゃん、さすが小悪魔だね」


「いやいや!私はHIKARUに言ったんだもん!」


私は顔を横に振った。


「だからソレ、俺」

光城は呆れた顔で言う。


「そっくりさんでしょ?」


「…ププッ!」


あっ…この笑い声朝も聞いた気がする。


「本人に会えたらサイン貰って来るよ!光城もいる?」


私は今朝光城に言った事を思い出していた。

と同時に恥ずかしくなってしまい顔を両手で隠した。






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