秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択!?〜
春休み
「みーゆ♪」
朝からテンションの高い美恵子が私の顔を覗きこむ。
「…はよっ」
3月でもまだ朝は寒い。
にも関わらず、私は屋上に仰向けで大の字になって寝転んでいた。
「…寒いぃ!こんな所にいたら風邪引くよ?」
「風邪引いても良いよ…」
風邪引いて、熱出して朦朧としてれば光城の事を考えないで済むんだ。
「馬鹿な事言ってないで早く起きる!」
美恵子は私の両手をしっかり掴み、上半身を起こしてくれた。
「軽っ!」
予想以上の体重の軽さに驚いている様だ。
「普通だよ…」
「普通じゃないし!何キロ?」
「うーん、39.5キロくらい?」
「えぇ?それ、ある意味軽くヤバイよ?」
そうかな?身長低いし、モデルなんだから痩せてるの普通じゃない?
「また栄養失調になっちゃうよ?本当、光城いないと抜け殻みたいになるよね…」
美恵子は困った顔で私をじっと見る。
「…アイライン、よれてる…」
私がボソッと言うと、美恵子の表情が引き攣った。
「そういう所…光城に似てきたね…」
.
朝からテンションの高い美恵子が私の顔を覗きこむ。
「…はよっ」
3月でもまだ朝は寒い。
にも関わらず、私は屋上に仰向けで大の字になって寝転んでいた。
「…寒いぃ!こんな所にいたら風邪引くよ?」
「風邪引いても良いよ…」
風邪引いて、熱出して朦朧としてれば光城の事を考えないで済むんだ。
「馬鹿な事言ってないで早く起きる!」
美恵子は私の両手をしっかり掴み、上半身を起こしてくれた。
「軽っ!」
予想以上の体重の軽さに驚いている様だ。
「普通だよ…」
「普通じゃないし!何キロ?」
「うーん、39.5キロくらい?」
「えぇ?それ、ある意味軽くヤバイよ?」
そうかな?身長低いし、モデルなんだから痩せてるの普通じゃない?
「また栄養失調になっちゃうよ?本当、光城いないと抜け殻みたいになるよね…」
美恵子は困った顔で私をじっと見る。
「…アイライン、よれてる…」
私がボソッと言うと、美恵子の表情が引き攣った。
「そういう所…光城に似てきたね…」
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