秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択!?〜
「…そりゃあ、一発OKの方が良いに決まってんじゃん」



いちいち選択肢にするなよな…。



とは言えず、結局光城に教えて貰う羽目になったのだ。



敢え無く、光城をその気にさせるぞ!作戦は、幕を閉じたのだった。



「…で、どうすんの?」



「まぁ、とりあえずベッドに向かい合って座ろうぜ!」



なんだか楽しそうな顔でベッドに移動する光城。



「別に向かい合うぐらいならソファーの上でも出来るのに…」



「広い方が何かと自由が効くだろ?」



当たり前の様に言われ、言葉の意味を理解できず、不安なまま光城の言う通りに向かい合う。



「何も考えずに、ただ上目遣いするだけじゃダメだ」


黙って頷く私。



「顎は引きすきず、大体…この辺り…うん、そんな感じ」


光城は私の顎に手を添えて上目遣いの時の位置を教えてくれた。



「で、俺の事だけ考えて?」



ドキっとするぐらい、優しく言われ心臓が激しく動き出す。




平静を装いながら、光城の事を考える。



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