秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択！？〜

光城からの電話はいつも突然で、自分勝手に切られてしまう。



携帯をバッグに仕舞い、今春流行りのビビットピンクのスプリングコートを羽織る。



部屋から出てエレベーターで地下駐車場まで下りると、フルスモのレクサスが私の前に急停車した。



なっ…何！？



少し恐怖を覚え、身構えると運転席からスーツ姿の男性が出て来て反対側に周り、後部座席を開け私を見た。



「初めまして。JEWELのマネージャーの高木です。電話で聞かされてるとは思いますが、迎えに伺いました」



見た目は壊そうだけど、とても丁寧な言葉で、好印象に思えた。



「あっ…すみません。プライベートな事でJEWELのマネージャーさんに迷惑をかけてしまって…」


緊張しながらも、言葉遣いに気をつけて話す。



「いえいえ、さぁ遠慮せず乗ってください」


強面な顔が笑顔になり、緊張が解け安堵しエスコートされながら乗り込んだ。









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