秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択!?〜
ホールまで聞こえるその声に他のお客さんが反応して、店内をキョロキョロ見回している。
特に騒ぎにもならないので、ホッと胸を撫で下ろし社長の顔を見た。
「…解散って…HIKARUが言い出したんですか?」
「いいえ。全員よ」
灰皿に灰を落とし、困った顔を見せた社長に、胸が痛んだ。
「私、間違ってたんでしょうか?」
付き合っている事を否定されるのは嫌だけど、私が原因でJEWELが居なくなるのはもっと嫌。
私だって、何十万人のファンの中にいる一人なんだから。
「人は人と関わって生きている生き物なんだから、恋愛をするのは当たり前の事よ」
意外な言葉にア然とする私に社長が微笑む。
「私だって鬼じゃないんだから、好きになるな!なんて言わないわよ。ただ、やるべき事はきちんとやりなさいって言いたかっただけなの…私の指導が厳しすきだのかも」
「…そんな…」
社長が灰皿にタバコを押し付ける様に火を消した所でさっきのウエイトレスがアイスレモンティーを運んできた。
「ごゆっくり…あの、美優さんですよね?握手して貰えますか?」
.
特に騒ぎにもならないので、ホッと胸を撫で下ろし社長の顔を見た。
「…解散って…HIKARUが言い出したんですか?」
「いいえ。全員よ」
灰皿に灰を落とし、困った顔を見せた社長に、胸が痛んだ。
「私、間違ってたんでしょうか?」
付き合っている事を否定されるのは嫌だけど、私が原因でJEWELが居なくなるのはもっと嫌。
私だって、何十万人のファンの中にいる一人なんだから。
「人は人と関わって生きている生き物なんだから、恋愛をするのは当たり前の事よ」
意外な言葉にア然とする私に社長が微笑む。
「私だって鬼じゃないんだから、好きになるな!なんて言わないわよ。ただ、やるべき事はきちんとやりなさいって言いたかっただけなの…私の指導が厳しすきだのかも」
「…そんな…」
社長が灰皿にタバコを押し付ける様に火を消した所でさっきのウエイトレスがアイスレモンティーを運んできた。
「ごゆっくり…あの、美優さんですよね?握手して貰えますか?」
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