秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択！？〜

「やめてぇ!!!」

逃げる私を宮島君が面白がって追いかけてくる。


「ハァ…ハァ…」


「美優ちゃん…足早いね…」


宮島君って何か変わってる…。


私は砂浜に座り込んで息切れしていると光城が不機嫌そうな顔で現れた。



「…早く帰る準備しろよ」

「…はぁい」


一気に冷めた私達は砂を払い、立ち上がった。



「打ち上げ行くって！美優は？」


光城がロケバスに乗る前に聞いてきた。



「行きたいけど新幹線で帰らなきゃ行けないし…」



…行きたいなぁ…。



「明日の新幹線で帰れば？」


「ホテル取ってないし…」


「俺達が泊まるホテルに後で電話して部屋取ってやるからこいよ」



そこまで言うなら…。



「じゃあ行く！その代わりカラオケで持ち歌唄ってよ！」



「さっき散々新曲唄っただろ…」


勘弁してよと言わんばかりの顔をしながら約束してくれた。












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