秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択！？〜

私は一応顔バレしているのでプッチ柄の帽子とサングラスをかけて皆がいる隠れ家的なお店に入って行った。



「美優ちゃん！やっぱ女の子がいないと始まんないよねぇ」


宮島君が言うと関君が深く頷いた。



「…あれ？春君は？」


「あぁ、女から電話来て裏に行ったよ」


光城に言われて一瞬美恵子が頭をよぎった。

美恵子が知ったら悲しむだろうなぁ…。



私は帽子とサングラスを取り、座敷に上がり光城の隣に座る。


「ねぇ、春君って女関係どうなの？」


「はっ？美恵子と付き合ってんじゃねぇの？」


「えっ？私聞いてない！」


「それは可哀相に…。本当に友達？」

関君が横から茶々を入れてきたから心配になり携帯を見る。



「あっ！美恵子からメール来てた！ほらっ」


私は光城と関君に美恵子からの報告メールを見せた。


「必死過ぎる…」


光城は烏龍茶を飲み干してタバコに火を付けた。



「…タバコなんてダメだよ」


私がタバコを取り上げると光城は慌てて私の手を掴んだ。



「危ねぇだろ！大丈夫かよ？」


私の手を見ながら眉毛をしかめた。






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