秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択!?〜
昨日、あれから東京の事務所に行き社長にJEWELを辞める事を辞めるって言ったら、「まぎらわしい…」って笑われた。
だけど社長の安堵した顔を見て、俺がどんなに迷惑をかけたか思い知らされた。
そして今日からまた学校が始まる。
昨日寝る前に春からメールが着ていた。
『明日学校に早く来い』って…。
大事な話でもあるんかな?
俺はあまり考えず、学校に向かった。
教室の前まで来ると、話声が聞こてきた。
「…溜息ばっかり付いちゃって…そんなに好きなら何で別れたの?」
ん?
この声は美恵子??
「…好きだからだよ」
…ードキンー…。
……美優…。
春の野郎、この会話聞かせる為に俺をこんな朝早く呼び付けたのかよ。
お節介な奴…。
ズボンのポケットに両手を入れ廊下の壁にもたれる。
「意味わかんない…東京に転校すんのも理解できない」
転校!?
「転校」という言葉に体が反応して勝手に動き、教室のドアを開けてしまった。
.