秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択！？〜

病院の周りでは、脱走した洋子ﾁｬﾝを探す看護士さん達が何人かいた。



「…あっ！居たわよ！洋子ﾁｬﾝ」



一人の看護士さんが、洋子ﾁｬﾝを指差して周りの看護士さん達に知らせる。




何人かの看護士さんが私達に寄ってくる。



「何やってたの？とりあえず中に入りましょう！」



ぽっちゃりした体型の婦長さんらしき人物が洋子ﾁｬﾝの肩を抱えて中に連れて行こうとする。



「洋子っ！」



病院の自動ドアから永山シュウが血相を変えて走り、洋子ﾁｬﾝの側に駆け寄った。



「何してたんだよ、馬鹿！」



怒りながらもホッとしたような顔で見つめる。



「ごめんなさい…」



「まぁ、無事なら良いんだ……って、美優ﾁｬﾝ？」




表の顔で私を見る。




「あっ、こんにちわ…」


永山シュウには会いたくなかったかも…。




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