秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択！？〜

長い沈黙の後美優が口を開いた。



「…吐く」


「はっ？トイレ行け！」


「起き上がったらヤバイ…」



「分かった！洗面器持ってくるから耐えろ！」


俺はダッシュでバスルームから洗面器を持って美優に渡した。



リバース……。









「…本当にゴメンなさい」


「良いよ別に…」


美優が戻した物をトイレに捨て洗面器を風呂場で洗いフロントに連絡して胃薬を貰って美優に飲ませた。



「自暴自棄になりそう」


「いや…俺が間違えて美優に酒飲ませちまったから…」



…何か一気に疲れて来た。


「俺、寝るわ」


ベッドに上がり美優の隣に入る。



「えっ？こっ…ここで寝るの？」



美優はかなり動揺している。




「あぁ、部屋取り損ねた」


「やだぁ！無理無理！私宮島君の部屋で寝る！」



…空！？

そういえば仲よさ気だったような…。



「お前空狙い？」



「んな訳無いじゃん！天然っぽいから安心だもん」



美優は体を起こしてベッドから出た。







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