秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択!?〜
「バレなかった?」


袋の中身からビールの缶を2缶と焼酎を出しながら聞く。



…誰がこんなに飲むんだ?


「大丈夫!サングラス掛けてたから」


顔だけ後ろを向き、カマンベールチーズを頬張る。



「あっ!つまみ食い」


私が指摘すると、あゆみは「まあまあ」と言いながらソファーに座った。



あゆみが私の家に来るのはこれで5回目。


居心地が良いらしく、この家の主かのような振る舞いをする。



「くつろぎ過ぎでしょー」

文句を良いながらビールだけをリビングに持って行く。



「だってこのソファーの感触最高なんだもん!」



「会社のだけどね、はい」


ビールをあゆみに渡し乾杯をする。



「お疲れぇ!」


「お疲れ様」



お酒を飲むのは久しぶり。JEWELと打ち上げの時に間違えて飲んじゃって以来。


何だか懐かしい気持ちになっていると、勢い良くあゆみがビールを飲み干した。


…一気飲み!?



私はポカーンとした顔でビールを片手に放心状態。



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