秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択!?〜
「俺とこれから一言も口を聞けなくなるか、俺と付き合うかどっち?」



あれ?そんな重い内容だったっけ?




「何か違くない?」


私は顔を引き攣りながら言った。



「そう?言い方変えただけで内容はそのままだけど」
そう言ってニコつと笑顔を見せる光城。



「そうかなぁ…」


光城の笑顔にドキドキしながら"これって軽く脅迫じゃない?"とか思ったりもする。



「んで、どっち?早くしねぇと誰か来るよ?」



えっ?…あぁ…どうしよう。


「れ…恋愛感情が無くても光城と縁切りたくないなら付き合えって事?」



「うん」




むっ…無謀な!!!!




でも光城は大事な友達だし失いたくない……。





「…分かった…光城を選ぶ…よ」




これが私の出した答えだった。





「…マジ?」


「マジだよ…」


「超ヤベェ…ニヤケる…」

そう言って片手だけ離して口を手で覆った。









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