秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択！？〜

今日の朝、教室に入ると美優が珍しく机に顔を埋めて寝ていた。



美恵子が俺に気付き近づく。



「今日美優に話し掛けない方が良いよ」


「…何で？」


「定期的に仕事が上手く行かなくなると近寄るなオーラ出すの。今回はかなり重症だね」


美恵子は腕組みをして美優を見る。



「あー何か去年も何回かあっかも…」


でも今回は美恵子の言う通り少し厄介かも…。
いつもストレートか巻き髪なのに今日はボサボサだし…寝癖付いてるし…。



そっとしときたいのは山々なんだけど、彼氏として…っていうか好きな女が悩んでるのにほかってらんないでしょ………。



俺はキレられるのを覚悟で美優の名前を何度も呼んだ。



あっ今「ピク」って体動いた！さてはシカトだな？



シカトされてムカついたから無防備な脇腹を擽ってやった。


笑いながら起き上がった美優は一瞬ムッとした表情になり俺の顔を見るとすぐ笑顔になる。



「…おはよう」


「シカトしただろ…」


「バレた？」


「演技下手」


「…うん」



あっ！せっかく笑ってたのにまた沈んじまった…。









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