秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択！？〜

光城の顔を見たら何故か嬉しくなって一瞬だけ落ち込んでたのを忘れてた…。


変なの…。


そう思い、私はまた暗い顔に戻る。


「美優…。体ごとあっち向いて？」



光城は窓側の方を指差しをして私の隣の席の椅子を引いて私の方を向いて座った。



「なんで？」


「…良いから」



そんな気分じゃないんだけど何故か断れ無くて光城に背を向けた。



私の鞄から櫛を出して髪を梳く。



「寝癖ついてるし絡まってる。ちゃんとしないと…モデルが雑誌のイメージ崩したらダメだろ？」


優しい口調で良いながら慣れた手つきで私の髪を梳いていく………。



優しい光城…心地良くて寝ちゃいそう…。


好きな人に髪の毛触られるとドキドキするけど何だか気持ちいいよね……。




………ん？

……ん？

…ん？

私今好きな人って思った？



誰を！？




私は思わず立ち上がる。




「いたぁーい!!!!」


光城が髪を掴んでいたので立ち上がった拍子に皮膚がひっぱられて激痛が走った。


「痛いに決まってんじゃん」


振り返り座っている光城を見下ろす。




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