秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択!?〜
光城と目が合う。



「…………」


「…なんだよ?」




私…光城が好きなの?

なんで?いつから?

今から?

私が????




自覚するといきなり心臓がドキドキし始める。



目を反らして「…ゴメン」と言い、その場から立ち去った。










ヤバイ!どうしよ…。

私は熱くなっている顔を右手で抑えて廊下を走った。






「美優ちゃん!」


すれ違った人に声を掛けられる。



立ち止まり振り返ると正司が立っていた。



「まっ…正司!」


久しぶりに会う正司。

相変わらずヘラヘラしているけど憎めない笑顔。



「ホームルーム始まるよ?」



「…うん。ちょっと…えっと…」



正司には言いにくい事だよなぁ…。でも聞いて欲しいような…。



「もしかして光城と喧嘩したとか?……にしては違うような…」



正司は俯き加減の私の顔を覗き込む。



「アハハハッ」

鋭い…。


「…話し聞くよ?」



「マジ!?ホームルームは?」



「サボりっしょ!」

豪快の笑顔を私に向けた。









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