秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択！？〜

正司は学年一のチャラ男で１年の時のクラスメート。

そして私はこいつ５回も告られている。まぁ、毎回断っているけど…。

なのに…めげずにこうやって私の教室にやってくる。


「おはよ…」

私は引き攣りながらも一応笑顔であいさつする。



「おはよ！昨日の昼過ぎに教室来たけどいなかったから心配だったよ！撮影？」

そう言いながら教室にズカズカ入って私の机の上に座る。



「うん。何か用だった？」

私は正司の顔を見ずに聞く。



「おう！昨日発売したLIME買ったぜ！」



正司はLIMEを私の顔の前に出した。



今月号の表紙は私なので目の前には笑顔で写っているもう一人の私と目が合う。


「…ありがとう…」

私は恥ずかしくて自分から目を反らした。



「超可愛くない？俺３冊買っちまった！」


正司は雑誌を自分の顔の前に戻してニヤニヤしている。



そんな正司の背後に光城が現れて正司の頭を叩いた。


「イテッ！…って光城かよ」


正司は頭を片手で抑え、光城を見上げる。



「…お前はまた懲りずに良くやるよな」



光城は目を細めて正司を見下ろした。










.