秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択!?〜
「女なんか寄って来ねぇよ。近寄るなオーラ出しまくってるし」



いやいや…実際こんなに女の子集まってきてんじゃん。




「まぁ光城は無愛想だからあんま他の子と話したりしないだろうけど春は優しいから話しかけられたらちゃんと応えるから心配なんだよね……」



「無愛想って…」



当たってる…。
ポーカーフェイス的な感じだよなぁ…。



「おはよう!」


教室の前の扉から入って来た春君。



「春!春のクラスもやばかった?」


「まぁね!だけどHARUとして挨拶したから安心して」

優しい笑顔で言うと美恵子の顔が真っ赤になった。


「良いなぁ…美恵子は…私も安心したぁい…」


そう言いながら私は光城をチラ見する。


「はぁ?……ってかお前の方がモテんじゃん!俺が安心してぇよ」



「モテるというか、ミーハーな感じ?物珍しいって感じで見られてるぐらいだし」



「それは俺らも同じ!今はパンダみたいな感じなんだよ!次期に平穏な生活に戻るよ」


光城は欠伸をしながら言うと自分の席に戻って行った。






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