秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択!?〜
「んっ……朝?」


私はカーテンの隙間から入る朝日を目を懲らしながら見つめた。



起き上がると、着衣の乱れが全くない自分に気付く。


あれ?昨夜、光城とシたんだよね…?


けれど途中からの記憶がない…。

「ひゃっ!」


突然脇腹を擽られた私は、横にいる犯人に、視線を移した。

朝から爽やかな笑顔を放つ光城。

「おはよう」


「おっ…おはよ…」


「昨日はどうも!」


光城は意味ありげな表情だ。



どうもって…。改まらないでよ…。



「アハハハ…」


とりあえず笑っておこう!


「美優…昨日寝ちまったもんな!」



えっ?寝た?いつ?最中に?



「いつ…かなぉ?」



「キスしてる途中で…」


伸びをしながら起き上がる光城。



「まっ…マジ?」


私は光城の筋肉質な背中に若干見とれつつ申し訳なくなった。



「まぁ、良いけど…俺漫喫行って時間潰してくるわ」


私の顔を見ずに洗面所に向かう。



怒ってる?

どうしよ…。









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