秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択!?〜
「…さっ…寒い…」
今日はX'masイヴ。
光城との待ち合わせにはまだ時間があったのでお母さんとお墓参りに…。
今日はお父さんの命日…。
「美優、毎年付き合わせちゃって悪いわね?」
花束とケーキを両手に抱えながらお母さんが寂し気に言う。
「…私の父さん何だから行くの当たり前じゃん…」
そんな母親をまともに見る事が出来ない私は目線をずらした。
「そうね……」
私は母と二人で家からさほど遠くない墓地に歩いて向かった。
「水入れ換えるね?」
「お願い」
淡々と墓参りを済ませた私達はお供え物を手にとり家に帰って行った。
お父さんを忍んで毎年お母さんと二人でイヴを過ごすんだけど今年は光城と二人きりで過ごす。
「家の中は暖かくて天国ぅ!」
コートをハンガーをに掛けダイニングテーブルの椅子に腰掛ける。
お母さんにはまだ光城と過ごす事を告げていない。
「…美優、行かなくて良いの?」
突然台所に立っている母が私に背を向けたまま口を開いた。
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今日はX'masイヴ。
光城との待ち合わせにはまだ時間があったのでお母さんとお墓参りに…。
今日はお父さんの命日…。
「美優、毎年付き合わせちゃって悪いわね?」
花束とケーキを両手に抱えながらお母さんが寂し気に言う。
「…私の父さん何だから行くの当たり前じゃん…」
そんな母親をまともに見る事が出来ない私は目線をずらした。
「そうね……」
私は母と二人で家からさほど遠くない墓地に歩いて向かった。
「水入れ換えるね?」
「お願い」
淡々と墓参りを済ませた私達はお供え物を手にとり家に帰って行った。
お父さんを忍んで毎年お母さんと二人でイヴを過ごすんだけど今年は光城と二人きりで過ごす。
「家の中は暖かくて天国ぅ!」
コートをハンガーをに掛けダイニングテーブルの椅子に腰掛ける。
お母さんにはまだ光城と過ごす事を告げていない。
「…美優、行かなくて良いの?」
突然台所に立っている母が私に背を向けたまま口を開いた。
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