秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択!?〜
「…そんな心配はするだけ無駄だよ…」


美優はそう言うと俺の唇に自分の唇を重ねた。



「…あっ!防犯カメラ付いてない?」


美優は天井の四隅を確認してカメラが無い事が分かるとホッと一息付いた。



そんなにバレたくねぇの?ちょっとムカつく。



今度は俺が美優の頬を両手で包み込んでキスをした。
さっきとは違って、もっと濃厚なヤツ…。


「…んっ…」


あっ…やばっ…。


唇を離して美優を見ると目がトロンとしていた。



「ハァ、ハァ…急に何?」

息を荒くしながら聞く。


「お前が俺との関係バレたくないみてぇだったから…つい」



「はぁ?私はただ防犯カメラにキスしてる所が写ってたら気まずいなぁと思ってただけなんだけどッッ!」


「気まずくねぇし。誰も見ねぇよ」



「…あっそ…。それよりさ、私達普通に外とか出歩いてて大丈夫なの?」



美優は俺から離れて隣のソファーに座った。



「事務所には報告済み。今の所何も言われてないから余裕!」



…事務所の事気にしてたのかよ…。



「今の所は…ね…」


美優は不安そうな顔をして歌本を手に取った。


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