秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択!?〜
「俺5年で引退するから。」



俺の言葉に驚いて手を止める。



「何言ってんの?」


美優は目を丸くして俺を見る。



「どんなに売れても5年がピークなんだよ。5年も持つか分かんねぇけど…」


「でも…JEWELの皆は?」


「皆で決めたんだよ。メジャーデビューする時に。元々一生の職業にするつもりなかったし…。だから事務所の事とかは心配すんな!」


俺は美優の頭を撫でる。



「…寂しいなぁ…」



えっ!?何でそうなんの??

こいつ…俺よりHIKARUの方が好きとか?

でもHIKARUも俺だし…。



「JEWELじゃなくなった時の俺は用無し?」


聞きたく無い事を聞いてしまった…。



「違うよ!HIKARUも好きだけど、そういう意味じゃないし…光城の方が好きだし!」



俺、妬いてるのかな…HIKARUに…。



「…何かややこしくなってきたからもう良いや」


「何それ?光城、自己中過ぎだから!」


笑いながら言うとリモコンを取り、番号を入力して転送した。


「曲入れたん?」

「うん、JEWEL!」

「どんだけ好きなんだよ」
「光城が歌うの!」


はぁあ!?




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