こっち向いて・・・?
「夜美・・風邪ひいたんだよ・・・・。だから俺が連れてきただけ。」

心は、そう言った。

百合の顔は、ホッとしたようにニコヤかになった。

「そうだったんだ!」

「うん。まぁね?でももう大丈夫だから!!」

「ホント?」

「うん!」

「じゃあね!」

私は、そう言って保健室を心と百合の2人っきりにして出て行った。

自分は、馬鹿だと思った。

保健室みたいな所を・・・・付き合ってる人たちを・・・・・・・

2人っきりにして・・・・。

これじゃ・・・。

私・・2人にチャンスを与えているみたいなもんじゃない・・・!

なんて、損な役回りなんだ・・・・。


(はぁあ、この時間、心は保健室で・・・・居るんだろうな。。。)

ガラッ!


急に扉が開いた。

チャイムが鳴り終わっていたから皆先生だと思い黙った。

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