*I×You*
必死に隠す姿が、なんか印象的でつい壁に追い詰めていた。



何してんだよ…俺は…。



「フ…冗談だよ。」



いや冗談じゃない。けど、俺も男だ。ここで無理して聞いちゃいけねーような気がする。



「だって、“ツグム”がこんなヤツなわけないもんな。」



俺はあえて知らないフリをする。



そうしないと同様していてヤバい。



俺は“んじゃ”と言って屋上を後にした。





< 11 / 14 >

この作品をシェア

pagetop