*I×You*
家に帰った後、すぐにベッドに飛び込んだ。



「私に関わらないで…か。」



本当は違う。



もっとたくさんの人と話したい。出掛けたい。お泊まり会だってしたい。



でも、私は歌手だから。



“歌手のツグム”って言っただけで人はたくさん集まる。



うわべだけの人達が…。



そんな人と友達になるくらいなら、私は独りでいたほうがいい。



私は寝た。



一筋の涙を流して…。



< 13 / 14 >

この作品をシェア

pagetop