ただ恋愛を、間違えただけ。



「……っていうか、未月って好きな人とか…いるの?」


『はいいっ!?』


だって、いつもあたしばっか相談してるし。

未月の恋愛話なんて聞いたこと無い。


「ねぇ、どうなの?」


『えっとー……、まぁ、うん……』


未月は下を向く。

なんだか恥ずかしそうにしてる未月がすごく可愛く見えた。


「……なんかあったら、相談してよねっ?」


『うん』


少し赤く染めた頬で、未月はニコッと笑った。

……女の子って感じだ。




< 9 / 48 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop