クサリユビ
アーディの父は大臣達の助言も聞かず、威厳な祖父の息子というだけで高慢な態度を取り自己中心的な政治を繰り返した。
祖父が築き上げた皇室の富はアーディの父によって失われたのだ。
毎日行う豪勢なパーティに、各地には愛人達が住まう別荘の建築。
それを補えるほどの政治的手腕や貿易の知識もあらず。
そんな父を見てアーディは育ち、アーディに王権が譲られた時にはすでに皇室の財は無いに等しくなっていた。