クールなキミとの恋模様
驚いたように目を見開いた後、すぐにさっきみたいな冷たい色に変わる瞳を見て、胸に暗い影が落ちる。
……なんで?
グサリと何かが突き刺ったように痛む胸。
「なんだよ?」
「あ、えっと……」
鋭く尖った言葉を向けられて、背中に冷や汗が伝う。
頭の中には爽の態度に疑問の言葉しか浮かばなかった。
「なんなんだよ、一体。男の部屋に平気で来たり、あいつの隣で楽しそうに笑ったり」
「えっ……?あ、いつ……って?」
そう訊き返すと、鋭い瞳でギロリと睨まれた。
「あいつの部屋にも、こんな風に平然と行ったんだろ?だから一緒にいたんだよな?」
「えっ……?」
待って……意味がわからないよ。