クールなキミとの恋模様
なんで、こんなコトに……。
ベッドの上にコロンと横になったまま、腕を折り曲げておでこの上に乗せる。
もうホントに爽のコトしか考えられない。
……うー。
バカ!
なんでこんなに苦しめるんだよー。
ドキドキし過ぎてホントに変だ。
胸がいっぱいで、爽の顔を思い出す度にときめいてしまっている。
おかしいな。
しんちゃんのことが好きなハズなのに、しんちゃんの顔がちっとも浮かんで来ない。
夜中にメッセージをくれた時だって、いつもみたいにドキドキしたりしなかった。
頭にある考えがよぎったけど、それを打ち消すように大きく首を振った。
ありえない。
……絶対に。
そんなハズないよ、確実に。
だって
あたしはしんちゃんのことが忘れられなかったハズ。
それなのに……。