クールなキミとの恋模様
深い意味はなく言った言葉に、爽は気まずそうに目を伏せた。
「お前、俺のことを男だと思ってねぇだろ?」
「えっ!?」
いや、そんなことはないんだけど。
射るような目で見つめられて、鼓動が一つトクンと鳴った。
「密室に2人っきりでいたら、何するかわかんねぇけど?」
熱のこもった瞳に艶のある声。
「ええっ!?なななな、なに言っちゃってんの!?」
爽の口から出た言葉だとは思えなくて、ギョッとしてその顔を見上げた。