クールなキミとの恋模様
フリータイムで思いっきりカラオケを楽しんだ。
美雨といると自然と笑顔になることも多くて、時間を忘れて楽しむことが出来る。
だからこそ美雨は誰からも好かれているし、友達も多いんだと納得。
「はー!楽しいな。やっぱ、なつと遊ぶのが一番楽しい!」
無邪気に笑う美雨の笑顔を見て、胸が締め付けられる。
あたしは美雨に対して醜い感情しか抱いて来なかったのに。
「……なつ」
さっきまで笑っていた美雨が突然、消え入りそうな声であたしの名前を呼んだ。
「ど、どうしたの……?」
なぜだかわからないけど、顔を歪めて泣きそうになっている美雨。