クールなキミとの恋模様
爽とのことを簡単にザッと話した。
ニセカノジョであるということも
本当に好きになってしまったということも正直に全部。
「そっか〜、かなりのイケメンだったもんね。告らないの?」
オレンジジュースを飲みながら、美雨がクスッと笑った。
「うーん。迷い中……」
だって、やっぱりあの綺麗なコのことを思い出すと胸が苦しい。
ムリに好きじゃないと言い聞かせることも、今日この場を持ってやめにした。
自分の感情に正直に生きるって、そう決めたから。
今までたくさん迷って来たけど、もう迷わない。
強い自分でありたい。