クールなキミとの恋模様
過去の自分にさよならを
夏休み最後の日。
身支度を整えた後、リビングでまったりくつろいでいた。
「小夏〜、しんちゃんが来たわよ。って、あんた!一体どうしたの!?」
スーパーから帰って来たお母さんは、あたしを見て、驚きのあまり手にしていた袋を床に落として放心状態。
「い、いいでしょ!イメチェンよ、イメチェン!」
「いきなりどうしたの!?いくら言っても聞き入れなかったあんたが……」
「いいでしょ!心境の変化だよ」
お母さんは目を見開きながら、あたしの姿をマジマジ見つめる。