クールなキミとの恋模様
だろうね。
だって、美雨しか見えてなかったんでしょ?
「いいよ〜。辛い時もあったけど、やっぱりなかったことにはしたくないから!」
だからしんちゃんを想っていた気持ちは、あたしの中で大切な思い出として取っておこう。
忘れたくなんかない。
それがあったからこそ、次へ進めたんだと思うし。
もうムリに言い聞かせるのはやめた。
好きなモノは好き、嫌いなモノは嫌いと言える勇気を持つ。
流されない自分になろう。
そうすればきっと、強くなれる。
ファンデーションを塗るようにウソを重ねた心は、今日この1日で大きく剥がれ落ちて行くような気がした。