クールなキミとの恋模様
キリッとしたその瞳と視線が重なる。
なんだか、心の奥底まで見透かされているような気分。
気まずくて
だけど
ドキドキしちゃったから、思わずパッと目をそらした。
「さっさとカバン取って来いよな」
「え、いや、でもっ……」
「食いたいんだろ?ケーキ。だったらさっさと用意して来いよ」
「あ……うん」
どうやら勘違いさせちゃったみたい。
爽の中で、一緒にケーキを食べに行くことになったっぽい。
勘違いさせる言い方をしたあたしが悪いのは確かだけど、でもまさか!こんな展開になるとは予想していなかった。