クールなキミとの恋模様
既に腰を下ろしていた爽の真向かいの席にゆっくり腰を下ろした。
「あ、ありがと。なんかお金払わないで食べるのって、申し訳なさでいっぱいになるね」
「そうか?俺は金払う方が違和感感じっけど」
「うわ、それすっごい嫌味ったらしい。それにしても、あたしが食べたいケーキがよくわかったね」
一言も口に出してないのにさ。
「そりゃ、あんだけ真剣に見てたら丸わかりだろ」
「えー!?そうかな」
確かに見てたけど。