sky weep day~空が泣く日~
「じゃあ、そろそろ倉庫行くかな~」


タカヤは立ち上がり、そんな言葉を残し、うるさいバイクと共に家を出て行った。


部屋の中に、ルイと2人きり、、、


この状況を、あたしにどうしろって言うのよ!!


ルイは、ゆっくりとあたしの隣に座る。


それだけで、あたしの心臓はうるさくなる。


「あ、、の、さ、、」


ルイは言葉を選ぶように、口を開く。


「俺と、、、付き合って欲しいんだけど」


そして意を決したように、そんな言葉を呟いた。


こういう時、、、


普通、なんて返事をすれば良いのだろう。


ロクに友達も作れないあたしが、どうやって男と接すれば良いだろう。

< 11 / 208 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop