sky weep day~空が泣く日~
涙を流すあたしの肩を、父親が抱きかかえた。


「ひなた。ちょっと、外で待ってろ」


その言葉に頷き、あたしは部屋を出た。


そして廊下に置いて合った椅子に、腰を掛ける。


思い出せて、、、よかった。


やっと、、、思い出せた。


ルイと一緒に居た時間は、無駄なものじゃない。


辛いだけのもの、じゃなくなった。


、、、ルイ。


もう少し、もう少しで、、、



ルイの誤解も全て、解けるよ?


きっと今度は、みんな、、、


ルイのために、泣いてくれる。


ルイのことを、想って、、、


だから、、、


もうちょっとだけ、待ってあげて?


タカヤが、出てくる日まで、、、

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