sky weep day～空が泣く日～

男は、バツが悪そうに舌打ちを溢す。


「今の、ね？龍虎のトップは、この３人なんだよ？」

「だろうな。こいつら以外にやれる奴が居たら、見てみてぇよ」


そう言いながらも、男は嬉しそうに話す。


「もしかして、、、」


陽向はそう言って、言葉を止めた。


そして、あたしのことを見る。


どうやら陽向は、男が誰なのか？気付いたようだ。


「帽子ぐらい、脱ぎなよ。それじゃ、、、誰か、わからないよ」


あたしの言葉に、男は帽子に手を掻けた。


そして、男の顔を見て、、、みんなが息を飲んだ。


驚くなと言っても、無理な話だろう。


だって、そこに居るのは、、、


会いたかった、人なのだから、、、