sky weep day~空が泣く日~
~ タカヤ ~


ひなたが教室を出て行き、俺は陽向、悠人、大輝、咲と場所を変えた。


久々に入った屋上は、何も変わってなかった。


「お前ら。いつまでボーッと、してんだよ」


まだ呆気に取られている3人に、言う。


だけど陽向だけは、俺が生きていることを知っていたのか?


他の3人よりは、驚いてはいないようだった。


「知ってたのか?陽向」


俺はそれを確かめるために、陽向に尋ねた。


「「タカヤさんが生きてる」って、あいつが言ってたんで」


、、、あいつ?


あぁ、ひなたか。


「陽向。お前、知ってたのかよ」


大輝が、そう陽向に問いただす。


「大輝。お前は相変わらず、元気だな?」

「いや、、、てか、ちゃんと説明してくださいよ。俺、意味わかんないんですけど」


大輝は、本当に混乱しているようだ。

< 191 / 208 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop