sky weep day~空が泣く日~
タカヤの家に着き、父親の部屋と向う。


「今日から、こっちに住むんだって?」


父親は、全部知っているのか?あたしに尋ねる。


「お母さんから聞いたの?」


母親のことだ。


絶対に父親に連絡するとは思っていたが、早い。


「昨日な。ひなたのこと、心配してたぞ」


、、、やっぱり。


「心配しなくても、高校くらいは卒業するよ」


あたしの年だと、本当は高校3年生。


だけどルイが死んで、あたしは学校に行かなくなった。


そのせいで単位を落とし、留年。


そんなあたしに、、、


「タカヤくんが通っていた高校に、行かないか?」


そんなことを、聞いてきた。

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