Cherry tree
「「さようならー」」
学校が終わると同時に
わたしは
”ある場所”へ向かうのが日課
その場所は
ガチャッ…
キー。と音を鳴らせて
扉を開く。
そこは屋上だ。
まぁ、わけあって入れるようになった。
いや、入れるようにした。
そこから見える、グラウンドは
サッカー部がよく見える。
生平連 は、サッカー部だ。
「あ、連…ぷっ、転けた!」
声をあげて屋上で笑うのは
すごく気持ちが良かった。
「くっくっく…ぷっ あはははっ!」
自分だけの世界。
いや、連と私だけの世界に感じた。